2015年2月最初の週。
関東地方の
天気が荒れます。
先週、先々週に引き続き
5日から
6日かけても
首都圏は雪が
降り、積る恐れがあります。
昨冬の記録的な
大雪を思い出す人もいると思います。
雪の予報はデリケートで、気温がわずか1度違うだけで雨に
なってしまいます。
どう備えたらよいか、ポイントをまとめてみました。
【後半につづく】
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首都圏など関東地方の平野部に大雪が降るのは、本州の南岸沿いを
低気圧が発達しながら進む時だ。
気象庁がスーパーコンピューターで計算した予測によると、
5日に
紀伊半島沖に低気圧が発生し、徐々に発達しながら北東方向に進む
という結果が出ています。
これをもとに「大雪に関する東京都気象情報」などが出された。
気象庁の予測モデルは優秀なので、24時間先くらいまでの間に
「低気圧が発生する」という計算結果が出れば、まずその通りになる。
天気が崩れるのは間違いない。
ただ、位置や発達のタイミングがずれるケースはある。
低気圧のコースが南にずれて陸地から離れすぎてしまったり、
発達しなかったりすれば雪の量は少なくなる。
低気圧が予想通りに近づいても、寒気が弱いと雪ではなく雨になる。
地上気温が1度程度よりも低ければほとんど雪だが、3~4度でも雪が
降ることがあるし、0度を少し上回るだけなのに雨の場合もあります。
今回の場合は、内陸部は最近の寒気の名残でとても冷えている。
空気は全般に乾燥し、4日の日中の湿度は東京や前橋で30%程度まで下がった。
降水の初期には昇華・蒸発によって空気が冷やされる可能性は高く、内陸部の
冷気が広がる現象も起きやすいと考えられる。
低気圧が近づくにつれてこれらの効果は薄れ、同時に低気圧自体が持ち込む
暖気の影響もあって雪は雨に変わるかもしれない。
もっとも、上空約1500メートルの気温はかなり低いので、雪のまま降り続ける
可能性もあることは頭に入れておきたい。
気象庁は、南岸低気圧が去りかける頃に上空に入り込むさらに強力な寒気の影響
も心配している。
寒気の中心では、上空約5500メートルで氷点下36度以下にもなる。
大気の状態が不安定になり、積乱雲が発達して雷を伴う局地的な激しい降水をもたらす恐れがある。「ゲリラ豪雨」ならぬ「ゲリラ豪雪」だ。
寒気は上空の気圧の谷とともに動いており「渦」を伴っている。
気象庁によると、この気圧の谷が早い段階で南岸低気圧を刺激すれば、
予想外の急発達を促す可能性もある。いわゆる「爆弾低気圧」のようになると、
かなりの大雪になるかもしれない。
あくまで仮定の話ではあるが、いろいろ考えるとため息が漏れるという。
ゲリラ豪雪とまではいかなくても、雪がもっとも積もりやすいのは5日夜
寒気による発達した雲が通過する時だろうと気象庁はみている。
降雪量の合計は平野部で最大5~10センチに達する可能性がある。
これは「降る」雪の量なので、必ずしも「積雪」とは一致しない。
途中で雨が混ざって解けるなどした場合には、積雪は降雪よりも少なくなる。
交通機関への影響を考える際には降雪よりも積雪が大切なので、「積雪予報」も
ぜひ出してほしいものだ。
気温がかなり低く、都心でも0度に近いとみられるので、雪や雨がやんでも路面
が凍結する恐れがある。
たとえ積雪がたいしたことなくても、
5日夜や
6日朝は、足元に注意する必要が
ある。
凍結のため、通勤時に鉄道や航空のダイヤが乱れる事態も想定しておいた方が
よさそうだ。
事態は刻々変わるが、4日現在の気象庁の予報をもとにすれば、
5日夜は早めに帰宅し
6日は余裕をもって家を出るのがもっとも安全な
行動パターンと言えそうだ。
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2015-02-05 06:00
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